2016年06月30日

まるでかくれんぼ

               【告】
1.このお化け屋敷には、本当のお化けが棲んでいる。
2.怖がらせるお化けではなく、皆を守るお化けである。
3.露無というこの付近一帯は、旅人を露から守る不思議な場所として言い伝えられてきた。
4.日本古来のお化け達は、悪いことを戒め、子供達に善意を教え、我々を見守ってきてくれた。
5.(↓下の写真の絵)
6.一匹の猫が轢かれた。誰も悪くはないが、知らないふりをしたら、粉々になってしまう。


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ミステリ―劇場の第3回目。
また我慢を強いてしまうようで申し訳ない。私も強情だなあ。
では始めます。

その館は『MENTAL WARD』という占いの館であった。道路に面した壁や出入り口は薄汚れていて、人が出入りしているとは思えなかった。窓には可愛らしい絵もあるが、なにかチグハグ。綺麗にして人が訪れるようにすればいいではないかと思ったりした。
館、館の窓の絵、白い小屋、小屋中の飾り、藪と白いぼろきれの向こう側。
全てにおいて、こっち側が気付こうという意思を持たないと見えてこないように作られていた。まるでかくれんぼだ。

私は夜のウオーキング中に白い小屋をみつけて『誰にも理解されなくてもいい、でも、気付いて欲しいかな・・』という声なき声を聴いた。別の日にはMENTAL WARDの窓ガラス下の【告】に気付き、読んだ。
特に、最後の一行。
『6.一匹の猫が轢かれた。誰も悪くはないが、知らないふりをしたら、粉々になってしまう。』
何が粉々になってしまうのか?と考えると、心が痛むが、ここにもかくれんぼの構造があった。
皆を守るお化けは、大事なことを知っているが、決して啓蒙思想家ではないようだ。
実際に会って話をしてみたい気もするが、さて、どうしようか。

面白いからと、妻に【告】を読ませてみた。寺山修二を思い出したと言って、二階から本を持ってきてくれた。

次回は露無の里に触れて、このミステリー劇場を終わりにする予定。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
書きあげるのに、4時間近くかかってしまった。
感想があればコメント欄へどうぞ^^











posted by ベ―ジュの財布 at 23:47| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする